Exercise Physiology Imaging Laboratory

東京科学大学 リベラルアーツ研究教育院/環境・社会理工学院 社会・人間科学系 小川研究室

骨格筋内の霜降り状の脂肪(筋内脂肪)に注目

筋内脂肪の増加は、インスリン抵抗性を引き起こし、2型糖尿病発症のリスクを高めることが明らかになっています。私たちは、磁気共鳴画像(MRI)や超音波画像で筋内脂肪を評価し、加齢や肥満、運動不足による影響を調べています。
Increased intramuscular fat could cause insulin resistance and increase the risk of type 2 diabetes. We are assessing intramuscular fat using MRI and ultrasound imaging to investigate the effects of aging, obesity and physical inactivity.

運動・トレーニングが脂肪組織へ及ぼす影響

筋力トレーニングなどによって骨格筋量や筋機能を改善することで、筋内脂肪の減少がみられるかについて研究を進めています。皮下脂肪と筋内脂肪のトレーニングによる適応の差異にも注目しています。
We focus on whether improving skeletal muscle mass and muscle strength through increased physical activity, such as resistance training, can reduce intramuscular fat.

脂肪組織の”質”評価方法の開発

脂肪細胞が単なるエネルギー貯蔵庫ではなく、重要な内分泌器官であることに注目しています。特に「脂肪の褐色化」を対象に研究を進めています。これは、白色脂肪細胞が褐色脂肪細胞に類似した特性を獲得するもので、肥満や 2 型糖尿病の予防・治療に生かせるのではと期待されています。MRIを用いて脂肪組織の形態や種別を評価する方法の開発に取り組んでいます。
We are invistigating on the development of methods to assess adipose tissue morphology using MRI. 

NEWS

2024/12/02 21:34
畑純一准教授ら(東京都立大学大学院),岡本孝信教授ら(日本体育大学),石道峰典准教授(大阪工業大学)との共同研究(Characteristics of T2* and anisotropy parameters in inguinal and epididymal adipose tissues after cold exposure in mice.)がScientific reportsへ掲載されました。
2024/10/03 15:58